拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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約束だったもんね。

ご飯頑張って食べて元気になったら、また三人で川に行こうって。
何度もそれで励まして、ご飯、食べさせちゃったから。

だから、火葬場へ行く前に、少しだけ川に立ち寄った。

風子ほら、川だよ。
降り続く雪の中、静まり返った真冬の川は、風子の大好きな風景とはちょっと違うけど。



同じ場所に、一周忌の2009年2月9日夜、パパと二人で立った。

9日の予報は、曇り。午後から雪か雨。

「晴れるよ、多分。風子の命日だから」

って言ってた私の予想が、見事に的中。
朝、差し込む眩しい太陽の光に思わず顔を見合わせて笑った。

まあ、川に行くのは夜になるから、その頃には雨か雪が降っててもしょうがないかな?
だって。
亡くなった日の大雪を除いて、これで月命日のお散歩日和はパーフェクト達成!
だからどうってわけじゃないんだけど、一人で、こっそり嬉しくなる。
風子はやっぱり晴れ女だ。

夜、ダンナが帰宅して、一緒に川へ。
川に着いて車を降りたら凄い強風&寒風。
「寒いーーーーっ」ってヘコたれながら風子のオヤツを握り締め、車を降りて、
ふと、夜空を見上げたら。

夜空に、ふっくらした丸いお月様が浮かんでた。

雲の切れ間からは、星空と大きなオリオン座。

「風子凄い。ちゃんと晴れてるよ、夜空」

風子、もしかして笑ってる?
このお月様みたいな丸い顔で。

淋しくないんだね、きっと。
そこに見えるお星様の数くらい、友達も出来たかもしれない。

満月と星空を見上げながら、そんな事を思ったら、自然と笑顔になった。
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2008年2月9日土曜日

ねえ風子。
あの日、昼間は何してたっけ。

ふたりで。

多分、いつも通り、ご飯食べさせたりトイレに連れてったりしながら、
風子が横になって休むと、ねねはコタツでお仕事。だったか。

何か違うことがあったとすれば、
お昼にご飯を食べさせてた時、何枚か写真を撮ってたこと。

旅立ちの約8時間前に撮った写真の中の風子は、
後から見たら、不機嫌というより、怒ってるというより、
悲しそうで、疲れ切っていて、

もう、頑張る気力を全て、使い果たしているような表情だった。



気付かなかった。
風子の表情がこの日、こんなにも違ってた事に。

ごめんね。しんどかったよね。

最後の写真は、悲しそうな顔でこっちを見ていた。



多分18時過ぎくらいに、パパが帰宅。
多分その後ご飯を食べて、パパは風子のそばでビール飲みながらテレビでも観てて
私は、コタツで又仕事を始めた。

19時30分過ぎ、風子がむっくり寝床から起き上がる。

「いいよ、俺が連れてく」
と、パパが庭に連れってくれてから数分後。

パパの叫び声に驚いて居間から出て。
グッタリしてる風子を受け取って。

風子の体は、骨が無いみたいにぐにゃぐにゃになってて。
名前を呼びながら肩を叩く。何度も。何度も。

寝床に寝かせて、手で心臓の上を押した。
鼻と口を全部くわえて、息を吹き込んだ。

何度も見たのに。犬の人工呼吸。思い出せない。全然思い出せない。

風子、息して。お願い、息して。って言いながら。

風子は、しゃっくりのように少しだけ息を吸い、吐き、
だけどそのまま、意識が戻る事無く。

2008年2月9日19時50分

虹の橋へ。



最後の最後までねねはあわてんぼうだったね。パニクって。
風子、呆れてたかもしれない。

パパと二人で、風子を撫でた。

本当に気持ち良さそうに眠ってるみたいで。
つついたら起きて来るみたいで。

いつもと同じように、可愛くて安らかな寝顔だった。
昨日は11回目にして、川へのお墓参り初サボりの月命日。

それでもやっぱり朝から晴れた。

風子呼んでた?ごめんねー(汗
ねねの運転では、雪まみれの川への進入は、ちょっと心許ない。
風子のオヤツを買いに行くついでに、川にかかった橋の近くに車を停めて
歩くだけで許してもらった。

この橋の名前、『幸』って字がつくんだね。へぇ。

車で走ってると、見逃すことがいっぱいだ。

そうそう、大昔になるけど、風子の目がまだ見えていた頃、
自転車で川に行った事があったの覚えてる?

夏だった。とても良い天気だった。
青々とした田んぼの中を、自転車2台と小走りの黒柴でのんびり走った。

車で行くのとは違う道を通った。
いつもと同じ場所に向かっているのに、全く違う景色が新鮮で、ワクワクした。
時間はかかるけど、風や、匂いや、音を感じながら走るのもイイもんだなぁと思った。

風子は行き道も、川へ着いてからもハイテンションで楽しそうで
走って歩いてオヤツも食べて、めーいっぱい遊んだので
案の定、帰り道はくたくたで、大人しくパパの自転車の前カゴにすっぽり収まってた。

巨大な杉が鬱蒼と茂る坂道を、自転車をふぅふぅ押しながら登ってる時、
美味しい湧き水が湧く小さな神社も発見したっけ。

時々、パパが前カゴに収まって大人しくする風子を見て呆れながら、
「ダメだ、風子全然降りる気無いや」
と笑ってた。

特別な事なんて何も無いけど、とても幸せだった夏の一日を思い出しながら
風子の写真と小さな遺骨に、
お花と、おやつパンと、プリン、ミルクをお供えする。



焦って走る必要なんて無いよね。
立ち止まってみる。
振り返る。

歩くのに疲れたら、道端に座ったって寝転んだっていいんだ。
今日の予報はくもりのち雨。
なのに朝9時まではピカピカに晴れ。

ちょっと待って、待っててね風子。
慌ててバタバタ家事をして、支度を済ませて、家を出る。


大急ぎで買い物して、寒風が肌にキリキリ染みる川に着くと、すっかり曇ってしまっていた。
時々、雲の間からのぞく青空。
遅くなった?ごめんね。


今日はサンタさんのケーキ買って来たんだ。


ちょっぴり早いけど、
メリー・クリスマス 風子


風子がたくさんのお友達に囲まれて
賑やかな虹の橋のクリスマスを
笑顔で楽しめますように


ねね、いっぱい祈っといたからね。
数日前から嵐みたいな風が吹いていた。
昨夜も窓がガタガタ揺れる位の強風だった。
時々ざーっと雨も降っていたし、しばらくはこんな天気かなぁと思っていた。

だから今朝、朝日が差し込んでるのを見た時は

あー。風子が呼んでる。

って。思わず笑ってしまった。



9回目の月命日はパパも一緒に。
川では釣り人さん達がちらほら、鮭を釣っていた。



東屋は、川沿いの遊歩道の一番外れにある。
ここは風子の遺骨を砕いた場所でもあるけど、
風子と三人で何度と無く訪れた場所でもあり。

「ここで風子とヘビの抜け殻見つけた事あったなぁ」
パパがニヤニヤ笑って言った。
そういえばそんな事もうん、あったあった。

東屋の近くに転がってたヘビの抜け殻に、風子は今まで見た事無いような変な反応で
くんくんと匂っては後ろに飛び去り、
またくんくんと匂いに行っては後ずさりして「うーーーー(`ω´*)」と唸ってみたり。
パパが面白がって抜け殻を風子に近付けようとしてたっけね。
気持ち悪いから早く捨てなよーって私は遠巻きに逃げ腰だった。

三人で大はしゃぎしてた風景や笑い声がうっすらと蘇る。

そんな話をしながら風子と一緒にしばらくランチして、
最後に川にお花を流しに行ったら

この冬、この川に一番乗りした白鳥さんと会った。
しかも

ご家族みたい。
きっとお父さんとお母さんと、子供達だね。

どこから来たんだろう。やっぱりシベリアから来たんだろうか。
白鳥ってご近所お誘い合わせの上、
大きな群れで飛んで来るものだとばかり思っていたけど、
このご家族は4羽で飛んで来たらしく、他にはまだ1羽も来てなかった。



家族でゆるゆると川の上を泳いでる様子に、幸せな気持ちになる。
長旅ご苦労様。
お魚いっぱい食べて、ゆっくり疲れを癒してね。

風子も一生懸命「晴れ」にして疲れたでしょ。
オヤツいっぱい食べたら、ゴロゴロして休むんだよ。
また来るからね。
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