初めてペットショップで見掛けたTシャツを買って帰ったのは、いつだったかな。
多分、風子は、1~2才頃?じゃなかったか。
どんな色や柄だったのかも覚えて無いけど、
Tシャツを着せた風子が固まって動かなくなってしまったので、
「なんでー!?」って慌てて脱がせた記憶はある。

バンダナですら違和感があるらしくて、
5分も目を離すと自分で外してしまう筋金入りの『裸族』な風子に
それきり、服を着せるのは諦めた。
そんな風子が何故か、1枚だけ、オレンジ色のちょっと大き目のセーターを持っている。
【↓ツヅキ】
・・・虹の橋で、風子が
「こんなのキないから、いらない!」って
捨てていなければ、の話だけど。
でもね、あのセーター。
風子が洋服着ると動かなくなるのは分かってて、買って来たセーターだったんだよ。
どうしても、何かせずにはいられなくて、衝動的に買っちゃったの。
風子が病気になって。
心臓の病気には、寒さや急激な気温の変化が良くないって聞いて。
雪に覆われた庭でトイレをする風子に着せて、少しでも暖かくしてやったらどうかと思って。
結局、着せたら案の定動かなくなって、不機嫌になっちゃったから
すぐに脱がせるはめになってしまったけど。
なんで、風子が気に入ったわけでもない、
ロクに着ることもなかったそんなセーターを天国に持たせたんだろう?って
自分のした事を不思議に思ったのは、随分時間が経ってから。
風子はどうせ持たせてくれるなら、毎日埋もれて寝てた
“ねねのお下がりのちゃんちゃんこ”の方がきっと嬉しかっただろうに。
なんとなくね。
1枚くらい、お洋服を持たせてあげたかったからかなぁ。
写真撮っとけば良かった。
風子は不機嫌だったけど、あのオレンジ色のセーター、
暖かそうで、よく似合ってて、凄く可愛かったんだよ。
なーんてヨイショしてみても・・・着ないだろうなぁ(´ω`;ゞ
もう既に捨てられてる気がしてしょうがない(苦笑
【↑タタム】
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