拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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風子のクセってなんだったっけなぁ。
うーんと。
何でもかんでもまず匂いをかぐこと?
夜中に庭をカサカサと転がってくスーパーのレジ袋に
「おまえはダレなのーっ!」って怒りの雄叫びをあげること?

でもこれは、鼻や耳が見えない目の代わりをしてたってことだから
クセとはちょっと違うかな。

ねねにはクセなんて無いと思ってたんだけどね、
こないだお姑さんちのぶうちゃんにオヤツあげてて気付いちゃった。

ぶうちゃんオヤツ食べる?“ぱんぱん”
オヤツ、ここ。“ぱんぱん”

ぶうちゃんはとっくにオヤツに釘付けなのに、手を叩いてオヤツの位置を知らせてた。

はーい、クンクンし…ぎゃあ。

鼻先まで持ってったら指ごと食べられそうになっちゃったよ
そりゃそうだ。ぶうちゃんは手を鳴らさなくてもオヤツが見えてるし
鼻先まで来たら食べてもイイと思ってかぶりつくわなー(*´∇`*ゞ

ずーっとこうだったからねー。
まずオヤツがある場所を知らせて、オヤツの匂いを嗅がせて、
それからお座り、お手、お代わり、タッチ、伏せ、ごろん、反対ごろん。

あ。思い出した。風子のクセ。

あんたって、大好きなオヤツほど、一人で勝手に
速効でコマンド早送りするんだった。
ねねが「お座り、お手」って言った瞬間に
座りながら右手、左手、タッチ、伏せ…ってなんにも言わなくてもやっちゃうさ。

「そんなんアカンわぁ風子ぉー。もっかいちゃんとお手から。お手」
ダメ出しするとお手、お手、お手と壊れたレコードみたいに風子パンチ。

可笑しいからつい「もー」って言いながらオヤツあげちゃうんだな。

パパのクセは、風子が亡くなって2~3ヶ月でやっとなおったんだよ。

会社から帰って来たパパは毎日毎日、玄関の靴箱の上にそれを置いてた。
風子がウチに来てから12年と8ヶ月、ほぼ毎日だったから
すっかりクセになってたんだろうね。

タバコを買うとコンビニでもらえる、手の平サイズの小さなレジ袋。

お散歩行く時に風子のウンチを入れるのに丁度良い大きさだから、
もらったら必ず靴箱の上に置いといてって。

風子が亡くなってからもしばらく、時々靴箱の上に車のキーと一緒に
小さなレジ袋を見付けた。

見付けるとどうしても、鼻の奥がツンとした。

「あーあ。パパ、またウンチ袋置いてるー」

「あっ・・・ごめん」

苦笑いしながら、それでも、何日か後に無意識に又置いちゃったりしてたけど。

そんなクセが中々抜けないくらい、
パパももう一度、風子と一緒にお散歩に行きたかったのかもしれないね。
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