拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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初めての虹の橋のクリスマス、どうだったかな。楽しかったかな。
美味しいごちそうは食べた?
たくさんのお友達とたくさん笑った?
サンタさんには会えた?

ねねが初めてサンタさんにプレゼントをもらった、と記憶にあるのは、
4才くらいの時。

当時の私達姉弟妹にとって、サンタさんの影響力は絶大だった。
いつものように弟と取っ組み合いのケンカをしていたら、キレたオカンが
「もうええ!わかった!サンタさんに電話する!
 今年はもうウチみたいなケンカばっかりする悪い子らのとこに来ないで下さいって言う!」
と電話の受話器を上げてダイヤルし始めて。
「もしもし、サンタさんですか」
なんて言うもんだから、弟と二人で鼻水流して号泣しながら
「もうケンカやめたーもうイイコにするからー!ごめんなざいー!!」
とオカンの足にすがりついた記憶、1度や2度じゃ無かったような・・・。

4才の時の記憶なんて他にはなーんにも覚えてないのに、
そのクリスマスイブの夜の事だけは、何故かちゃんと残ってるんだから不思議だね。

真夜中に目が覚めて、ボンヤリ、体を起こして枕元を見たら、
リボンが付いたビニールのバッグに
スコップやシャベル、プリン型やバケツなどが入った『お砂場セット』があった。

「サンタさんやぁ・・・」

興奮と感動で思わずプレゼントを抱えて、真っ暗な部屋のふすまを開けたら
隣りの部屋で、うら若きオトンとオカンが酒盛りしてた。
「サンタさんきてん!サンタさん!ほら!コレおいてあってん!」

興奮してオトンとオカンに報告する私に、オカンは
「ホンマにー?凄いねぇ!良かったねぇ」
とビックリしてニコニコしてくれた。
オトンは
「ふふん」とニヤニヤしながら鼻で笑って、「ねね、起きるの遅いわ」と。

「サンタさん、さっきまでここに居てはったのに、惜しいなぁ」
「うそぉっ!!」
「ウソちゃうよぉ。ほらこのビールのグラス、サンタさん飲んではってんで」
「えーーーー .+゜( ・∀・)!゜+.゜ホンマに?」

「ホンマやがな!オトン、今年もウチの子らみんなエエ子にしてました、言うたったで。
 せやからサンタさん、プレゼントくれはったやろ。
 ビールのんでおしゃべりして、さっきそこの窓(団地の十階)から
 ソリに乗って“ごちそうさま~”って、シャンシャン言いながら行きはったわ。
 今日はあちこち行かなあかんから、ごっつ忙しいねんて」

オカンはその時、確か爆笑してたような気がする。
幼かった私は、お砂場セットを抱きしめながら、
ビールのグラスと、十階の窓を夢見心地で見つめてた。
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