拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
忙しさにかまけて更新をすっかりサボっておりました。すみませんすみません。
日付を捏造(!?)しております。思い出話なのでご容赦ください<(_ _*)>


2007年12月17日月曜日

高濃度酸素ルームに一晩入院した日の翌日、パパと風子のお見舞いへ行った。
診察室に抱かれて来た風子の呼吸は、
平常時にはまだ遠いけど、前日の“全速力で猛ダッシュ”してる状態に比べたら
幾分穏やかになっていた。
「歯茎の色がね・・・」
と女医さんが風子の黒わらびもちをふにっとめくると、赤味がかったピンクの歯茎。
「昨日、真っ白でしたもんね」
「そうそう、今はかなり楽になったはずです。昨夜もぐっすりではないですけど、
 少しは休めたと思いますよ」

このまま入院させるかどうかは、私達に任せる、と言われた。
細かい肺胞の一つ一つに溜まった水は、注射器で吸い取る事も出来ないし、
もちろんスポンジのように絞ることも出来ない。
ただただ、利尿剤を使ってオシッコとして、体外に水を排出して行くしか方法は無いと。

風子はもちろん、帰りたそうな顔で私とパパに顔を向けている。
高濃度酸素ルームに入れてもらってる方が、風子の呼吸は楽なはずだけど…。
頑固で意地っぱりな反面、神経質で弱虫なとこもある風子。

風子どうする?もうちょっとここで、楽になるまで休ませてもらう?

それとも、少し苦しいだろうけど、お家に帰ってパパとねねと一緒に居る?

聞くまでも無かった。
風子はフラフラなのに、立ち上がろうとする素振りを見せた。
置いてかれまいと、診察台から私によじのぼろうとする。

診察台に上げられるといつもそうするように。

「帰ります。・・・風子、お家帰ろう。ね、よし、帰ろう」
風子に笑いかけたけど、泣き顔になっちゃったかもしれない。

「苦しくなるようだったら、いつでもいいので電話して連れて来て下さい。
 一緒に頑張りましょう」

降りしきる雪の中、帰宅。
家に到着して、居間の、いつもの風子の座布団にペットシーツを敷いて
風子を寝かせた。
「ストーブストーブ」
「こたつこたつ」
パパがあちこちパタパタ走り回りながら暖房をつけて回ってる時、
伏せたまま居間の空気を感じ取るように首をきょろきょろ動かしてると思ったら、
風子、笑った。

「パパ!風子笑ってるよ」
「え?なに?」
「風子が笑ってるって・・・ああ、ホントに笑ってたのに」

一瞬だったから、私しか見てない。
口をぱかっと開けた満面のスマイルっていうんじゃなくて、
口を閉じたまま、にまーっ( ´ー`)という感じで笑った。ように見えたんだ。

「風子嬉しいの?帰って来て嬉しい?」

その後はいつもの真顔な風子に戻って、ぽてっと横になると
荒い呼吸の中、休んでいた。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。