拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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2008年2月5日火曜日

朝の体重9.3kg

ああー。やっぱり腹水、増えて来ちゃった・・・。
予想はしてたけど。してたんだけど。プチがっかり。
しょうがない。先生も又溜まって来るはずって言ってたし。

呼吸は、動くと少しハァハァするけど、
伏せたり、横になって眠っている時は穏やか。
ぐっすり眠れるのは、良い事。

最近、風子に嫌われてる。辛い。
ご飯の時、凄く怒ってる。食べたくないって。
歌ったり、なだめたり、褒めたり、軽く叱ってみたり、色々してるけど
「川」が一番効く。よっぽど川に行きたいみたい。
ごめんね風子。今はダメだけど、暖かくなったら絶対行こう。

元気になろう、元気になろう、ご飯を食べよう。




「たべたくない」「たべられない」と訴えていた風子のクチに
美味しくないってわかってるご飯を入れて、こうして無理に食べさせていたことは、
風子が亡くなってから押し寄せてくる多くの後悔の中でも
かなり、大きかった。

「食べないと元気になれないよ?元気になって、風子の川に行くんでしょ?」

ご飯をクチの中に入れたままぶすーっと怒ってる風子に何度かそう言った。
“川”という言葉はこの頃、伝家の宝刀みたいなモノだった。
効き目が薄れると困るので、どうしてもダメな時しか言わなかった。

風子は分かってた。ちゃんと理解してた。
“川”と聞くと、ずっとそうだったように耳がぴくんとなる。

思い出してたんだろうか。
大好きな風景の音や、匂いを。
元気になって又あの川へ行こうと、自分を奮い立たせたんだろうか。

少しの時間を置き、風子は、
クチの中のご飯をもぐもぐしてからごくんと飲み込んでくれた。

何でも好きなものだけ、好きなだけ食べさせてやるんだった。
寒いし雪まみれだからダメなんて言わずに、川に連れてってあげるんだった。
車に乗って、音を聞いて、匂いを嗅ぐだけでも、風子はきっと嬉しかったはず。

・・・だけどそう思うのは多分、私が今、風子のいない未来に居るから。
その日に旅立ってしまうと分かっている未来だからこその、後悔なんだろう。
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