拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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パパとねねと、風子と。いっつも三人で楽しかったねぇ。

・・・と思い出話にどっぷり浸っていたら、心の中の風子が言うんです。

「一人忘れてるよ」

一人忘れてる・・・?
いや、ねね、風子の他に生んだ覚えは無いですよ?(違

「忘れてるよっo(`ω´*)oほらっ」

・・・。

ΣΣ(゚д゚lll) あらいけない。すっかり忘れてた。
風子が7才になるまで、ウチは確かに4人家族でした。
ウチにはばあちゃんが居たんです。

大正3年(1914)生まれのばあちゃんは、属性でいうと「大姑」。姑の姑ですね。
ちっちゃくてしわしわで、百歳双子の“キンさん”によく似てます。
ニコニコーっと笑うと、ぽたぽた焼きのパッケージのおばあちゃんにも似てるから
初めて会った人は十人中十人が、
「優しそうで可愛らしいおばあちゃんですね(´∇`*)」って言ってくれたもんです。

私ももちろん、最初はそう思ってました。

ある事情から同居することになり、毎日接している内に
ばあちゃんは『可愛らしいおばあちゃま』の仮面を早々に脱いでしまいましたが。

本当のばあちゃんは優しくもなければ可愛くも無かったけどw
今思うと、面白かったかな。
怒らされたり、泣かされたり、笑わされたり。
介護をしていた時期は確かに大変でしたが、
ワガママで、お気楽で、ガンコで、人を騙すのが上手で、
コロコロ気が変わるばあちゃんとの毎日は、面白かったし飽きなかった。かもしれない。

風子とばあちゃんの関係は、最初はそんなに仲良しではありませんでした。

で、困った事にばあちゃん、風子と仲良くなろうとある行動を起こします。
足が悪く、部屋で食事をとっていたばあちゃん、窓から庭に投げたんです。
自分の嫌いなオカズの食べ残しを。

ちなみに投げたのは、身欠きニシンという干し魚の煮物でした。
不幸中の幸いで早めに発見出来たため、
風子はニシンを少ししか食べられなかったんですが
ねねさんはカンカンです。身欠きにしん片手にばあちゃんの部屋に怒鳴り込み。

「風子にこんなしょっぱいもの食べさせようとしてどういうつもり!?」
悪気の無いばあちゃんは、きょとん。
「犬にうめーもん食わせてやって、なんで怒られなきゃなんね?」
「ダメなの!しょっぱいのは体に悪いの!二度としないで!」
「はぁ!?犬は昔から残飯食って生きてんだ、しょっぱいとか関係あるか」
「いいからやんないでーっ!」
「ふうこは欲しいってよ。なぁ?」

足元を見たら、開いたガラス戸から半身を乗り出して
風子がわくわくした顔で私を見上げてました。(涙

これきり、二度と食べ物を窓から投げさせはしませんでしたが、
ばあちゃんのこの作戦は功を奏したようで(つか風子がおバカ過ぎたのか)
風子、この身欠きニシン放り投げ事件からすっかりばあちゃんが大好きに。

あなどれないばあちゃんでした。全く。

ちなみに。同居するようになった「ある事情」って、
ばあちゃんが

「オラももう長くない。お迎えが来るのももうすぐだ。
 死ぬんなら、ほんの少しでもお前達若夫婦と一緒に暮らして、
 あの家で死にたい・・・( *´ー`)」

って、パパと二人きりの時をねらって涙ぽろぽろ零しながら頼んだせい。
ばあちゃんっ子だったパパは
「(´;ω;`)ねね、頼む。ばあちゃんをこの家で死なせてやりたいんだ。
 多分1年とか2年とかじゃないかな。長くないらしいんだ」
とすっかり“最後の”ばあちゃん孝行モードに突入してましたけど・・・





あれから13年・・・










ばあちゃん、今も元気です。

94歳です。老人ホームでブイブイいわしてます。
百歳GETするんだそうですw
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COMMENT
長寿
えっ!おばあちゃんは?って思いながら読んでたら・・・ねねさんの作戦にはまりv-411
大笑いです。
おばあちゃん健在なのですね。
でもねねさんえらいです~。
一緒に住んでたなんて・・・私には無理v-388
尊敬しちゃいます。

昔は犬に残飯あげるのが当たり前だったから
おばあちゃん悪気はなかったのでしょうね。
でもわくわくしながら見上げる風子ちゃんv-410
いいものがこの窓から降ってくる~って・・・。
ワンコにしてみれば幸せの窓?v-392
2008/04/22(火) 10:29:46 | URL | きなママ #-[ 編集]
きなママさんへ
うっふっふ(*´∇`*)v
面白いばあちゃんです。
一緒に暮らしてる時は、振り回されっぱなしだったです(笑
一応、何度も何度も生命の危機を迎えてるんですけど、
その度に驚異的な回復を遂げて戻って来ちゃうんですよね。
そのパワー、風子に分けて欲しかったって感じです(*´∇`*ゞ

何でかわからないんですけど、ゴミとか、
時々窓からぽーんと捨てる悪癖がありましたね。
しつこく叱ってやめさせましたけど。
風子が喜んでゴミで遊ぼうとするので、確信犯だったのかもしれない。
ばあちゃんめー( ・`д・´)(苦笑
2008/04/22(火) 21:05:26 | URL | xxねねxx #-[ 編集]
おばあさん、たくましいね!
風子ちゃん、おばあちゃんの作戦に見事はまって
おばあちゃん大好き♪になったんですね。

悪気はないとはいえ、身欠きニシンはねぇ。
うちの父もオカズこっそりブルーに与えてましたよ。

それにしても94歳!
すばらしいです!
がんばって百歳目指してくださいね!!
2008/04/22(火) 21:48:01 | URL | siromi #tR0Y9Tco[ 編集]
siromiさんへ
可愛いとついつい何かあげたくなっちゃう気持ちは、わかるんですけどねぇ(苦笑

風子ってちょっとひねくれてて、人見知り&犬見知りがあったのに
ばあちゃんとは何故か仲良しになっちゃいました。
私が見てないところでちょくちょく遊んでたのかなぁ。
2008/04/22(火) 23:27:51 | URL | xxねねxx #-[ 編集]
がばいばあちゃん&うちのがばいじいちゃん
ねねさんの大姑さん、がばいばあちゃんですねぇ。
激動の時代を生き抜いてきた生命力は半端じゃありませんね!!
私の祖父(明治生まれ)は数年前に亡くなったのですが、これまた凄かった・・・若かりし頃は満州に渡り、会社を設立。けれど日中の関係が悪化して命からがら日本へ帰国。幸い会社は上手くいっていました。だから羽振りがよかったじいいちゃんは勢いに任せて!?当時横浜一と評判の芸者を囲う(←ばあちゃんは必死に3人の子育て中なのに。。)そんな中、共同経営者に全ての財産を持ち逃げされ、じいちゃんは一文無しとなり、裸一貫からやり直し。家に差し押さえの紙がペタペタ貼られたらしい。
けれども、商才があったのか数年後、事業は再び成功。
晩年は80歳を過ぎても日焼けをしに湘南の海へ繰り出していたっけ。朝食はフォションのフランスパンと決まっておりました(笑)とにかく豪快に生きていた人でした。
でも一番凄いのはそんなハチャメチャじいちゃんのことを最後まで大好きだった祖母だと思います。祖母ももう亡くなりましたが、今も時々祖母が照れながら言った一言を思い出します。「背中をかいてくれるのはじいちゃんだけだから」と。いやー私はこの一言にぐっときましたよ。夫婦の年輪みたいなものを感じました。やっぱこの時代の女は芯が強いのかな。
《結論》ねねさん、やっぱり大姑さんにはかないませんよ♪ブイブイしながらきっと100歳ゲットしますね!
2008/04/23(水) 01:38:28 | URL | tulip(チューリップ) #jSNBG1CQ[ 編集]
tulipさんへ
凄いっΣヽ(゚Д゚○)ノ
tulipさんのおじいちゃんのご生涯って、そのまんま映画に出来ちゃいそうじゃないですか!
仕事でも遊びでも、「人生」の枠をはみ出す勢いで
めーいっぱい楽しんで生きた!って感じですよねー。
うらやましいなぁ。
そして、そんな豪快なおじいちゃんとの夫婦生活を、
確かに御苦労も多かったでしょうけど、
おばあちゃんも“耐える”というより
もしかしたらある意味“楽しんでた”かもしれませんねー(*´∇`*)

確かに明治・大正生まれの女性って、強いんですよね、ヘコたれないというか。
激動の時代を生き抜いて来たからなのかなぁ。
2008/04/23(水) 10:35:55 | URL | xxねねxx #-[ 編集]
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