拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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それが正しかったのかどうか、今でも考えれば考えるほど分からなくなる。

病院の先生には
「それで良いです。しょうがないです。大変だけど頑張って下さい」
と言われて、
良いんだ、コレで良いんだ、こうしないと風子元気になれないんだから・・・
そう自分に言い聞かせて臨んでいたんだけど。

食べるのが大好きだった風子が、
食べるのが大嫌いになってく。
それが日に日に、手に取るようにわかるのが、苦しかった。



2007年12月下旬

最初は栄養スープをシリンジで飲ませる事から始めた。
左手でマズルを固定して、右手でクチの脇からシリンジを入れ、
舌の上に落とすように少しずつ。ちゃんと飲んでいるのを確認しながら少しずつ。

・・・と獣医さんに教わった通りやったつもりだったんだけど、
やっぱり慣れてなくて飲ませ方が下手だったのか、
飲み終わって1時間後くらいに、お薬ごと見事に吐かれてしまう。

時間をかけて少しずつゆっくり。
再度挑戦したら何とか吐かずに大丈夫だったけど、
どうにか、普通にフードに近いものを食べれるようになれないもんかなと悩む。

僧帽弁閉鎖不全症と診断されてから、すぐに心臓病サポートの療法食をネットで注文した。
届いたドライフードと缶詰を、水でふやかして柔らかくして、
フードプロセッサーでペースト状にする。

レンジで温めて風子の前に出したけど、風子は匂いを嗅ぐだけで、舐めてもくれない。
確かにあんまり美味しい匂いじゃないよねぇ。
指につけて舐めてみたけど、粉っぽくて何の味もしなくて、ホント不味い。

それでも元気になる為に食べてくれなくちゃ。
無理してでも食べてくれなくちゃ。
お願い。お願い。食べて。

ペーストを混ぜていたスプーンで少しすくって、鼻先にちょんと付ける。
嫌そうに舐める。
クチをこじ開けて、上あごの裏にペーストをちょいと塗る。
怒った顔でべーっと出す。
再びペーストを塗りつけて、今度は出さないようにマズルを抑える。
数十秒後、観念してもぐもぐ、ごっくんと飲み込む。



何度も休憩を挟みながら少しずつ少しずつ食べさせた。
その内、「風子、ちょっとごはん食べよっか」って声をかけると
「げっ」って嫌な顔してのそのそ逃げようとするくらい、“ごはん”が嫌いになってしまった。

ごめんね。

あんなに嫌がってたのにね。

それでも私は、亡くなるその日まで食べさせ続けた。
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