拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
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パパの口癖ってこう。

「風子はなー、パパのことがなー、一番好きやねん」
「ねねはすーぐ怒るからなー、うるさいしなー、パパの方が優しくて好きやねんて」

ビール飲みながら。
んで、オヤツを振りかざして風子を呼び寄せて、

「ふうこーーーー(オヤツ!オヤツ見て!)ほら!ほら来た。
 風子はパパが一番好き?“うん”!うんやって!あ、やっぱりー?(≧∇≦)」

ねねから伝染った奇妙な関西風ナマリで、風子相手に独り芝居。

残念でしたー。

そんな子供染みたコ芝居に揺らぐような親子愛じゃないしー。
風子と一緒に居た時間はねねの方が断然長いしー。

風子はねねとパパ、コッチの方が好きーみたいに
ちゃんと態度に出してくれるような素直な子ではなかったけど、
淋しくなってブチ切れる時は大抵、ねねがかまってやれなかった時だしー。

でもね。
なんでだろう。
ねねはずっと、パパと風子を後ろから見守り続けてきたような。
そんな気がするのは。

SEVENTH HEAVEN ─PerfumeFROM:Youtube


川を歩くときは大体パパが一番先頭で、「運動不足だー!」と言いつつ
腕を振り回しながら歩いてく。

そんなパパの足音を、てくてくと風子が追いかけてく。

私は二人の後ろ姿を見ながら一番後ろを歩く。

風子が脇道の田んぼに近付き過ぎると、
私は走ってって落っこちないようにリードを捕まえる。
パパは振り向いて、「風子、こっち!」パンパンと手を叩く。
風子は「だいじょぶ。はなして」とばかりに私から離れ、又まっすぐパパの方へ歩いてく。

見えない風子が、危なっかしくも自信満々で歩くのはこの川だけ。
毎日の近所の散歩コースでも、こんなに堂々と歩くことは無い。
大好きな川だから、だったのか。
パパの後ろだから、だったのか。

聞いてみたい。答えが聞けるなら。

パパの指示を聞かない事も多々あったし、
ちゅーしてって言っても顔を背けられてるし、
反抗的な態度を取られる事も、
お得意のガン無視をされる事もいっぱいあったけど
それでも風子は、(1番かどうかはわからないけれどw)パパが大好きで、
そしてパパが“最も安心出来る存在”だったみたい。


最後の日の夜。亡くなる数分前。

トイレに立とうとする風子を見て、仕事の手を止め、立ち上がろうとした私を制して
「いいよ。俺が連れてく」と風子を抱き上げ、パパが庭に連れてってくれた。

雪と氷に覆われた庭でてくてく歩いて、オシッコして、ウンチした風子。
ウンチを片付けていたパパが、門の方に歩いてく風子に目をやって、
「風子、お座り」
と声をかけた。

──外に出そうだったから声かけて止めようとして。
──でもしんどそうだし、座らないだろうなって思ったんだ。
──それがさ、風子こっち向いて、ちゃんとお座りしたんだよ。
──ちゃんと俺の方、向いて、お座りしたんだ。

「えらいなぁ風子。ちゃんとお座りして」

ほめられて、撫でられて、抱き上げられて家に入った。
その直後、
風子はパパに抱かれたまま、意識を失った。



風子が亡くなってから、仕事中に動画サイトの作業用BGMを流してて
たまたまこの「SEVENTH HEAVEN」という曲を耳にした。

SEVENTH HEAVEN─第七天国?
ユダヤ教やイスラム教には、
天国がいくつかの階層に分かれてて、第七天─7th Heaven─に
神様や天使が住んでいるという考え方があるんだとか。
言葉としては、「有頂天になる」「最高の」「至福の」という意味で使われるらしい。


多分これ、明るくて可愛くてちょっとせつない恋の歌なのに、
どうしても
パパに抱っこされたまんま、
丸で安心しきって、満足そうにすやすや眠ってるような
風子のあの時の表情を思い出してしまう。

確かに風子は、嬉しそうに微笑んでたから。
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COMMENT
どうしよう~深夜に号泣です(涙)
私はお写真でしか風子ちゃんの姿を見た事がありませんが、
私の中で風子ちゃんはいつも笑顔です。
ねねさんとパパさんを優しく見つめる笑顔。
2008/08/02(土) 02:14:10 | URL | nio #JUSY0YHM[ 編集]
e-272nioさんへ
 亡くなった直後の顔、ホントに良い顔してました…♥
 一枚だけ写真撮ったんですけど、微笑んで眠ってるみたいです。
 今も笑顔で見つめてくれてると嬉しいなぁ(*´∇`*)
 基本的に仏頂面っぽいので(笑 笑うと、機嫌が良いとすぐわかります。
 私は助けたくて必死だったけど、改めて写真のその顔を見ると
 風子は幸せな気分で、満足して眠りについたのかなぁって思います。
2008/08/02(土) 17:18:26 | URL | xxねねxx #FTLycEfo[ 編集]
歌。
涙が出てしまいました。
私も今も恋愛の歌でも、もやしに置き換えてしまって一人泣くことが多いです。
闘病中はなぜか一青窈のハナミズキと倖田來未の愛の歌が応援歌でした。
ふと聞いた歌がなぜか気になって。

風子ちゃん最後はパパの腕の中で・・
涙が止まりません。
愛されて幸せな風子ちゃん。
今まで・・
私はもやしを腕の中で看取りましが
その時の事が頭から離れられなくて
いっそのこと看取らないでいたかった。などと
思ったりしました。
風子ちゃんの話を聞いて、やっぱり腕の中から
旅立たせてあげれて良かったんだって思います。
2008/08/04(月) 13:06:27 | URL | あこ #-[ 編集]
e-415あこさんへ
 辛いこと思い出させてしまってすみません(´;ω;`)
 でももやしちゃんも、きっと風子に負けないくらい
 幸せな気分で安心して眠ったんだと思います。

 ハナミズキ大好きです。イイ曲ですよねー…♪
 思い出して泣いたり、笑ったり、今何してるのかなぁって思いを馳せたり。
 音楽の癒してくれる力っていうのも大きいですよね。
2008/08/04(月) 13:52:59 | URL | xxねねxx #FTLycEfo[ 編集]
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