拝啓 風子様
虹の橋に走って行っちゃった風子へ ~ねねより
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
犬も、きっと夢を見る。



わふっ。わふっ。
吠えながら、足をピンと伸ばしたり曲げたり、
時々宙を歩く仕草。
草原を走ってる。美味しいごちそうを食べてる。

起きた時に覚えてるのかどうかは、わからないけれど。
寝言を言ってる風子の寝顔は、いつまで見てても飽きなかった。

夢ってコントロール出来ないから夢なんだろうけど、
それにしても、こんなに強く強く思っていても、願っていても、
中々、夢の中に風子は現れてくれない。

風子が旅立ってから、風子の夢を見たのはたった一度だけ。
それも折角風子が現れてくれたのに、感動の再会とか一切無しの変な夢で。

夢の中で私は寝ていた。
廊下を、かちゃ、かちゃ、と風子が歩く音が聞こえて、うっすら目が覚める。
真っ暗闇の中に、起き上がって中腰のままふすまにへばりついてるダンナの背中。

「何してんの?」
「シーッ・・・こっち来てみ」

布団から出てダンナの背中にくっつくと、確かに廊下の方から風子の足音がする。
そーっと覗くと、廊下の奥のキッチンの方に歩いてく、黒いかたまり。
「風子だ」
「台所に向かってるな」
「風子」
私が立ち上がって廊下に出ようとすると、ダンナが引っ張って止める。
「声かけたら消えちゃうぞ」
「そうなの?」
「そーっと見なきゃダメなんだよ。気付かれないように」
そうなんだ、と仕方が無いので暗闇に目をこらして風子の姿を追った。でも。

「見えにくくてイライラする」
「暗闇に黒い風子だからな」
かちゃ、かちゃ、と風子の足音は台所の中を歩き回っているのに、
姿が中々見えづらい。
「なんで台所なんだろうね。お腹すいてるのかな」
「お前ちゃんとお供えしたか?」
「毎日してるよ。知ってるでしょ」

走って行って電気をつけて、抱っこしたい。
ガマンが限界に達する頃、暗闇からふっと、風子の顔が見えて、こっちを向いた。



・・・ってここで目が覚めたらしい。
起きた時も暗闇で、現実なのか夢なのか全然区別がつかなかった。
でもダンナはぐーすか寝てるし、
思わず台所まで行って風子を探したけどもちろんいないし。

一応、翌朝ダンナに「昨日の夜中、風子の幽霊見た事覚えてる?」って聞いたら
「はい?」ってビックリして、心配されてしまった。

風子の夢は、今のところこれ一つだけ。
なんだかなぁ(´・ω・`)

贅沢は言わないけれど、せめて抱っこくらいさせてもらえないですかね、風子さん。

スポンサーサイト
COMMENT
  コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
TRACKBACK
  TRACKBACK URL
   http://fookochan.blog116.fc2.com/tb.php/7-4227068f
   この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。